オーストラリア証券投資委員会(ASIC)は8月11日、リテール向け店頭デリバティブ提供業者に対する同国の最低資本要件を2032年まで延長することを提案する意見募集文書を公表した。この提案により、オーストラリアのリテールOTCデリバティブ発行者に対するASICの純有形資産(NTA)テストを支える法定文書は、予定されている2027年の失効後もさらに5年間存続することになる。ASICは、リテールデリバティブが引き続き消費者と市場に高いリスクをもたらしているため、既存の健全性フレームワークは依然として必要だと述べた。今回の意見募集は、ASICが52社のCFD発行者を対象に実施した業界全体の審査で特定されたコンプライアンス違反を受け、GFA Capital Marketsのオーストラリア金融サービスライセンスを停止してから数日後に行われたものであり、同規制当局がテーマ別監督から執行措置へと軸足を移していることを示している。 オーストラリア、暫定措置としてNTA要件を導入 オーストラリアは、差金決済取引(CFD)やレバレッジ外国為替商品などのリテールOTCデリバティブを提供する発行者の財務的な強靭