日銀の高田氏、政策金利を中立水準に向けて引き上げるよう呼びかけ
高田創・日本銀行(日銀)政策委員会審議委員は、5月2日に札幌で開かれた金融フォーラムで講演し、中立水準に向けて政策金利を引き上げるべきだと訴えた。高田氏は、インフレの二次的な影響に対応し、上昇するインフレ期待を抑制するためには、中立金利の水準に近づける必要があると述べた。今回の発言は、世界的なリスクがある中でも日本経済が底堅さを示し、企業によるコスト転嫁の動きからインフレ圧力が強まる中で、日銀の金融政策姿勢が変化する可能性を示している。 高田氏、世界と日本の経済状況を評価 高田氏は、世界経済の環境について、世界的な金融・財政政策の拡張と人工知能(AI)投資の拡大に支えられ、回復局面に入りつつあると分析した。日本経済については、中東紛争を含む海外のリスク要因があるにもかかわらず、成長の勢いは維持されていると評価した。高田氏は、米国の関税政策によるショックや中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の上昇にもかかわらず、日本経済に目立った減速は見られなかったと述べた。また、実質賃金がプラスに転じ、3年連続で高水準の賃上げが続いたことで、景気の下振れシナリオが後退したと説明した。 日銀審議委員、コスト転
LucasBennett·6分前





