今回の10Yの上昇は、基本的に実質金利に押し上げられたものであり、インフレ期待の上昇によるものではない。
これは明確に、たとえ将来インフレ率が2%に戻ったとしても、米国は依然としてより高い中立金利に直面し、さらには利上げのテールリスクさえ存在すると市場が見ていることを示している。
財政による供給を考慮すれば、問題は一目瞭然だ。AI投資に牽引されて企業や民間部門の資本需要が旺盛になる一方、米国政府も大規模な国債発行を通じて長期資金の獲得を競う必要がある。公共部門と民間部門が共同で資本を奪い合うことで、社会全体の実質的な資金調達コストと最低要求リターンが押し上げられている。
つまり、水曜日のCPIの低下があっても、長期金利が大幅に低下するとは限らない。市場が実際に取引しているのは、単純なインフレの制御不能ではなく、資本が再び希少になっているということなのかもしれない。
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