年金基金、債券保有比率を10~15%に削減し、オルタナティブ資産へシフト
BISのシニアエコノミストであるBrian Hardy氏と、ペンシルベニア大学ウォートン・スクールの教授であるKaren Lewis氏は、世界の年金基金が債券の保有比率を引き下げ、より高利回りで流動性が低く、リスクの高い資産へポートフォリオをシフトさせていることを示す研究を発表した。研究者らは、こうした資産配分の変化は、長期化した低金利によって促された利回り追求の動きと、年金制度が確定給付型(DB)から確定拠出型(DC)へ移行していることの組み合わせによるものだと指摘した。年金基金は巨額の資本を運用しており、従来は政府や企業にとって安定した長期的な貸し手の役割を果たしてきた。そのため、投資手法の変化は債券市場、借入コスト、金融安定性に影響を及ぼす可能性があると、Centre for Economic Policy Research(CEPR)が公表した研究は指摘している。 米国と欧州の年金基金、債券配分を大幅に削減 研究者らによると、米国では1980年代初頭、債券が年金基金資産の約40%を占めていたが、2023年には約10~15%まで縮小した。欧州でも同様の傾向が見られ、債券配分は20
LucasBennett·09-01 01:25
