イーロン・マスク氏の暗号通貨保有：SHIBについての真相

テクノロジー界の大物として知られるイーロン・マスク氏は、2020年末に柴犬をモチーフとしたミーム系仮想通貨ドージコインの保有を公表しました。この発表を機に、当該コインの価格は急騰し、前代未聞の高値を記録。DOGEは2020年11月のわずか0.002ドルから、2021年5月には0.73ドルという最高値まで跳ね上がりました。半年足らずで36,500％もの驚異的な上昇率を見せ、投資家に莫大な利益をもたらしたのです。

マスク氏はメディアインタビューでドージコインについて積極的に語り、SNSでも定期的に言及。さらには、「ドージの父」と題したSaturday Night Live（SNL）の司会も務めました。彼はドージコインを「庶民の通貨」と称し、その熱烈な支持によって、世界中の多くの新規投資家が仮想通貨市場に参入することとなりました。一方で、ドージコインにはミーム系トークンとして柴犬（SHIB）というライバルが存在しています。

マスク氏のSHIB保有量：真相はいかに？

2021年の仮想通貨ブーム最盛期、ミーム系通貨市場はドージコインと柴犬という二大勢力に分かれていました。双方のコミュニティは激しい競争を繰り広げ、様々なSNSプラットフォームで熾烈な論争を展開。特にSHIBは2020年から2021年にかけて8500万％という驚異的な上昇率を記録し、急成長を遂げました。この状況下で、一部の投資家たちは、マスク氏がドージコイン購入後に柴犬にも投資したのではないかと推測していました。

そんな中、ある投資家がXでマスク氏に直接質問。彼のポートフォリオにSHIBが含まれているかを尋ねたのです。予想外にも、テスラCEOは即座に返答。当時、マスク氏が柴犬の創設者ではないかという憶測も飛び交っていただけに、この返答は多くの人々の注目を集めました。

「イーロン・マスクさん、SHIBをどれくらい保有していますか？」という質問に対し、マスク氏は簡潔に「None（ゼロ）」と回答。これにより、SpaceX創設者のマスク氏がSHIBトークンを一切保有していないことが明らかとなりました。彼の仮想通貨ポートフォリオにはドージコイン、ビットコイン、イーサリアムのみが含まれており、それ以外の通貨は保有していないとのことです。