2026-08-19 22:43:28
オプションのガンマがマイナスに転じる水準に近づくなか、S&P 500は直近高値から1%未満の水準で取引されているにもかかわらず、急反落のリスクに直面している。
ブルームバーグのマクロストラテジスト、サイモン・ホワイト氏によると、オプション市場におけるガンマの変化がボラティリティを急速に増幅し、強制的な売りを引き起こす可能性があるため、S&P 500は市場の混乱に見舞われるおそれがある。指数は依然として直近の高値から1%未満の水準にあるものの、投資資金が半導体株やAI関連株から、SaaSなどの出遅れセクターへと移行するなか、市場の基礎的な構造は弱まっている。 このローテーションにより、過去1か月間で市場の分散度は大幅に低下し、株式市場の安定化に寄与してきた低相関の環境が失われつつある。現在、ガンマは依然としてプラスだが、ホワイト氏は、過去の事例と比べてボラティリティが異常に高く、その水準は2020~2022年に次ぐ高さだと警告している。3~4%の調整局面でガンマがマイナスに転じれば、オプショントレーダーは、ヘッジによってボラティリティを吸収する側から、強制的な売りによってそれを増幅する側へと転じる可能性があり、急落が加速するおそれがある。同ストラテジストは、本当のリスクは価格の方向性ではなく、市場の低相関構造が突然崩壊する可能性にあると強調して