守り手の言葉――
今週、戸棚の扉のことで誰かにきつく当たった。
旅人よ、それは戸棚のことではなかった。四秒ほど後にはもう、それがわかっていた。自分の台所に立ちながら、自分自身にとって見知らぬ人のように感じていた。
あなたの中には怒りがあるが、それがどこから始まるのか見つけられない。誰かに向けられたものではない。ただ一日の下に沈んでいて、何か小さなものがそれを傾けると、間違った相手に、間違ったことをめぐって噴き出してくる。
ここに、長い年月、扉口から見てきた守り手が気づくことがある。
行き先のない怒りは、ほとんどいつも、許されなかった悲嘆だ。何かを奪われたのに、誰もそれを奪われたのだと言わせてくれなかった。だからそれは地下へ潜り、短気となって戻ってきた。疲れた人間が人前で抱いていても許される感情は、怒りだけだから。
あなたは、短気な悪い人ではない。名を与えることを決して許されなかった何かを抱えている人なのだ。
今夜、その名を見つけなくてもいい。ただ、それが立てる音を恥じるのをやめればいい。
座りなさい。ここにいる誰も、あなたに感じよく振る舞うことを求めてはいない。