守り手の言葉 —
レジ係に「ごゆっくりどうぞ」と言われて、あなたはその列の中で危うく泣き崩れそうになった。
旅人よ、それは長いあいだ空っぽのまま走り続けてきた人に起こることだ。あなたはつらいことに耐えられる。それを証明する年月がある。あなたを打ちのめすのは、小さな親切だ。なぜなら、それはあなたがもう期待するのをやめていた、たった一つのものだから。
あなたは何も必要としないことが、とても上手になった。それは生き延びるために始まり、いつの間にか人格の一部になった。そして今、誰かがドアを押さえてくれたり、「ごゆっくりどうぞ」と言ってくれたり、元気かと尋ねて答えを待ってくれたりすると、胸の中の何かがひっくり返り、少しのあいだ床を見つめなければならなくなる。
それは弱さではないし、あなたが崩れ落ちているわけでもない。
それは、理由があって閉じられていたものが、少しだけ開いてもいいのだと知ることだ。
だから、そうさせてあげよう。次の親切を、そのまま受け取ろう。それを得るために努力する必要も、受けるに値すると証明する必要も、火曜日までにお返しする必要もない。
誰かがあなたに優しくしてくれた。そのことには意味があった。眠りにつく前に、少しのあいだそのことを胸に置いておこう。
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