守り手のノート
あなたをいちばん深く愛している人たちは、たいていそれを伝えるのが苦手だ。
一度もその言葉を口にしなかったあなたの父親。それでも30年間、毎朝5時に起きて、何も言わずにあなたの車にガソリンを入れてくれた。ひと月も返信をよこさないのに、何か問題が起きると4時間かけて駆けつけてくれる友人。
私たちは、愛が自らを告げる形で育ってきた。スピーチ、身振り、しかるべき瞬間に放たれる、しかるべき言葉。そして私たちは、その言葉を与えられたことのない人たちに、同じものを求めに行き、彼らはそれほど感じていないに違いないと決めつける。
彼らは、十分すぎるほど感じている。ただそれが、満タンのガソリンとして、温めておいてくれた料理として、雨漏りに気づく前に修理された屋根として現れるだけだ。
あなたの周りの人々が実際に話している方言を、読み取れるようになりなさい。
あなたは、自分が数えてきた以上に愛されているのかもしれない。