守り手の言葉 —
あなたが何年も前に下したある決断が、ひそかにすべてを救ったのに、あなたは一度もそれについて口にしたことがない。
旅人よ、どのことか分かっているだろう。断った仕事。あなたが離れていった人。放っておくほうが楽だったときに、あなたがかけた電話。
そのとき、誰もあなたを称賛しなかった。あなたが間違っていると思った人もいた。あなたは当時、自分を説明しなかったし、それ以来ずっとそうしていない。説明すれば、何かを求めているように聞こえてしまうからだ。
だからそれはそこに、誰にも認められないまま残っている。あなたがこれまでにした最善のことの一つとして。
今夜、一分だけ時間を取って、自分自身にそれを認めてほしい。
声に出さなくていい。誰かに伝えなくていい。ただ、何かが起こると察知し、行動し、それがうまくいったこと、そして悪いことが何も起こらなかった理由はあなたにあるという事実と、静かに向き合ってほしい。
それは誇りではない、旅人よ。誇りとは、自分がしていないことを自分の手柄にすることだ。これはただ、ひとりの正直な人間が、ようやく自分自身の記録を読み返しているだけだ。
あなたは正しかった。たとえ頭の中だけでもいいから、どこかに書き留めておいてほしい。