KIOXIAが1年で7倍に成長し、トヨタを超え、日本最大の株主となった背後には、最も信頼され、最も粘り強い資金提供者も存在している。
2018年、ベインキャピタルが主導する財団が、約180億ドルでストレージチップメーカーの铠侠(Kioxia、旧東芝ストレージ)を買収した。
2018–2020:東芝メモリから「铠侠」へ
買収完了後、2019年に正式に「铠侠(Kioxia)」に社名変更し、ブランドと企業の独立を果たした。
東芝は約40%の株式を保有し、ベイン主導の財団が合計約56%の株式を持ち、「ベイン財団+東芝」の二大株主構造を形成し、将来的にはIPOを通じて退出を計画している。
2020–2023:IPOの繰り返し延期と買収の阻止
铠侠は当初2020年に東京証券取引所に上場予定だったが、その頃はNANDサイクルの下落と半導体景気の後退により、評価額が低迷し、市場の変動もあってIPO計画は見送られた。
その後、ベインは西部データ(WDC)との合併も試みたが、SKハイニックスなどの株主や規制当局の抵抗により、取引は最終的に否決され、退出の道筋は一時行き詰まった。
2024:評価額を抑えつつもIPOを実現
ベインは再び铠侠のIPOを推進し、最初は約1.5兆円の時価総額を目指したが、市場からの「値下げ要請」に遭った。
最終的に、铠侠は2024年12月18日に東証プライム市場に上場し、発行価
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