さっき口座で、あるコインが含み損になっているのを見た。しかも20%だ。赤い数字を見つめていたけど、含み益のときよりずっと長く見てしまう。含み益なら、充電器を挿したみたいで、電気がゆっくり充電されていくのが分かっていて心が落ち着く。含み損は、充電器の表示ランプが緑から赤に変わる感じで、「プラグがちゃんと差し込まれてないのでは?」とか「ケーブルが断線したのでは?」と疑い始める。結局、あの数字を見続けることで、見れば見るほど眠れなくなって、手がうずいて操作したくなる。でも、売ったら上がるのが怖い。これって、プライバシーコインの一連の波とちょっと似ている。合規の境界がはっきりしてないと思う人ほど、見れば見るほど慌てて、慌てるほど動きたくなる。要するに、損失回避は、含み損のときのほうが含み益のときより眠りが浅くなり、行動するときのほうが見ているときより後ろめたくなるようにしてくるものだ。今はただ、あの充電器を見ている。どれくらいで緑になるのか。
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