時価総額6位のXRPは、国際送金に使用されるプラットフォームとして「Ripple Labs Inc.(リップル社)」が提供する仮想通貨であり、リップルと呼ばれています。
リップルはビットコインやイーサリアムと違い、民間企業が提供する仮想通貨で世界中の銀行間での実証実験を行っており、日本でも三菱UFJ、三井住友、みずほ等のファイナンシャルグループと連携を取っています。
リップルは独自のコンセンサスアルゴリズムとDAppsのソリューションを構築しており、世界中の決済システムに互換性を提供していたため、国際送金のスタンダードなプラットフォームとして、世界的に知名度を上げていきました。
しかし、リップル社は2020年12月にアメリカの米国証券取引委員会(SEC)に提訴され、XRPの価格は大きく下落しました。
この裁判は2023年現在も続いており、リップル社が敗訴した場合、上場取り消しの可能性もあり、不安定な情勢が続いています。
リップル社に優位な判決や噂が流れるとXRPは急騰することが何度も繰り返し起きており、SECとの裁判が勝訴に終われば、今後の仮想通貨業界に大きな影響を与えることは間違いないでしょう。