ビットコイン2026カンファレンスでの光景が象徴的だ。マイケル・セイラー氏のブースは満員だったが、一方でメタプラネットも注目を集めていた。この日本の上場企業は、ラスベガスでの派手な広告キャンペーンだけでなく、弱気相場でも逆張りでビットコインを買い増す姿勢で市場の目を引いている。
メタプラネット 株の動きを見ていると、なかなか興味深い。現在40,177BTCを保有する同社は、世界第3位、アジア最大のビットコイン財務企業へと成長した。2026年第1四半期だけで5,075BTCを平均約79,898ドルで購入し、総投資額は約4億500万ドルに達している。長期目標も野心的で、2026年末に10万BTC、2027年末に21万BTC(世界供給量の1%相当)を目指すという。
注目すべきは、単なる買い増しだけではなく、3段階の収益エンジンを構築しようとしていることだ。コア準備金として約35,102BTCを恒久保有し、ビットコインを担保とした低コスト資金調達で10億ドル超の債務返済を実現。さらにデリバティブ戦略で安定キャッシュフローを生み出す仕組みだ。その結果、2025年度の収益は前年比738.3%増の89億円、営業利益は1,694.5%増となった。
ただし、現在の状況は厳しい。BTC保有で約4.9億ドルの含み損を抱え、メタプラネット 株は年初来で22%以上、最高値からは83.5%も下落している。時価