なぜ、追い詰めれば追い詰めるほど学びたくなくなり、叱れば叱るほど自信を失う子どもがいるのでしょうか?
子どもが本当の意味で成長し始めるのは、ようやく「言うことを聞くようになった」からではなく、心に安心感が生まれたからです。
子どもの気持ちにゆとりがあってこそ、人は物事を理解しやすくなります。
自分が間違えても否定されず、失敗しても嫌がられず、うまくできなくても変わらず愛してもらえると分かって初めて、挑戦し、間違いを恐れず、何度でもやり直そうと思えるのです。
そうしたものが、やがて少しずつ自発的に努力する力へと変わっていきます。
そしてその力は、実は一度の試験で1番になることよりも、はるかに尊いものです。
良い親とは、毎日子どもの間違いばかりを見張るのではなく、子どもが正しくできたときに、心からその姿を見つめ、認め、喜んであげる人です。
一見すると些細なこうした肯定が、少しずつ子どもの心の中の自信へと変わっていきます。
いつか、親に促されなくても、追い立てられなくても、自分がどこへ進みたいのか分かるようになるのです。
原文表示