一枚の図でわかる:フラクタル、筆、線分の関係
本記事はテクニカル分析の学習を目的とした情報共有であり、投資助言ではありません。
前回、チャン理論を学ぶには、まず自分でチャートを描いてみることが大切だとお伝えしました。しかし、多くの人が始めた初日に行き詰まります。
「本にはまずフラクタルを探すと書いてあるけれど、フラクタルってどんな形?」
「筆と線分は何が違うの?どれも似たように見える。」
今回は、チャン理論の土台となる3つの概念——フラクタル、筆、線分——を一気に解説します。下の図と合わせて見れば、理解に必要なのは5分だけです。
① フラクタル:値動きの最小単位
どんな値動きも、上昇と下落の組み合わせです。そして「上昇と下落の転換点」がフラクタルです。
図の左上を見てください。隣り合う3本のローソク足のうち、真ん中のローソク足の高値が最も高く、左右のローソク足の高値が順に低ければ、これは天井フラクタルです。逆に(図の右上)、真ん中のローソク足の安値が最も低く、左右の安値が順に切り上がっていれば、底フラクタルです。
とてもシンプルです。ただし、初心者がよく間違える点が2つあるので、先に押さえておきましょう。
- 実体だけを見るのではなく、高値と安値を見ましょう。フラクタルで比べるのはローソク足の高値と安値であり、陽線や陰線の実体の大きさではありません。
- フラクタルはあくまで「候補