自分の劣等感が青春を殺してしまった。青春が終わる頃になっても、自分がもう大人になっていたことに気づかなかった。意味のない空想にふけるのが好きだ。幻想の世界では、僕は完璧で、小説に出てくる少年のようになれる。世の中のすべてを断ち切る力を持ち、燃え上がるような恋をして、周りの人みんなが僕を中心に回る。けれど、授業の終わりを告げるチャイムが鳴るたびに、夢から覚める時間だとわかる。現実の僕には、世間を驚かせる超能力も、味方になってくれる仲間もいない。知り合いの異性だって、ほとんどいない。あるのは、平凡な顔立ちと、傷つきやすく脆い心、そしてとうに腐り果てた身体だけだ。僕はいつも一人で食事の列に並び、一人で寮に戻り、一人でゲームをする。そうすれば、もっと憂鬱そうに見える気がした。歩くときは猫背で、いつもうつむいたまま、顔を上げることもできない。他人と目が合うのが怖い。こんな自分が嫌いだ。でも、これが僕だ。いつまでも幻想の中で生きていたい、冴えない子ども。劣等感は、本来なら燃えるようだったはずの青春を殺しただけでなく、傷つきやすい心まで僕にもたらした。けれど、劣等感を抱える僕にとって、敏感な心は、より多くの幸せを感じさせてくれるわけではない。僕にもたらすのは、ただ何をするにもおっかなびっくりになることだけだ。自分の一言で誰かを悲しませるのが怖い。何かを間違えて責められるのが怖い。自分のすることす