午前三時、あるアドレスが新しくデプロイされたコントラクトに小口のトークンを大量投入しているのを見かけた。そのタイミングが、あるプロトコルのエアドロップ実施の噂と寸分違わず重なっていた。最初はインサイダー取引の再来だと思い、スクリーンショットまで用意してグループで罵るつもりだった――ところが経路をたどってみると、そのプロジェクトチームがテスト用に資金を集約していただけで、マルチシグからの送金もまだ完了しておらず、完全な偶然だった。
最近はクロスチェーンブリッジでトラブルが起きたばかりで、オラクルが異常な価格を提示した後は、皆、送金でさえ数回の承認を待ってからでないと動かなくなった。自分も学習して、少額で試すための資金は、ウォレットの中に半日長く寝かせておく方を選ぶようになった。いずれにせよ、ラグプルに二度遭って学んだのは、偶然だと思ったオンチェーン上のやり取りの90%は合理的に説明でき、残りの10%は自分の見通しが浅いだけだということだ。結論を急いではいけない。後から怖くなる方が、後悔するよりはずっとましだ。
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