中国のCSI 300指数、6月の高値から20%急落し、正式に弱気相場入り
上海・深圳証券取引所の主要上場企業300社を追跡するCSI 300指数は本日、大幅に下落し、1営業日で約9,000億元(1,300億ドル)の時価総額が消失した。同時に、上海総合指数は14カ月ぶりの安値に下落した。
今年夏の高値以降、中国株式市場では累計12兆元(約1兆7,500億ドル)を超える時価総額が失われた。
今回の下落は、主に以下の要因に押し下げられている。
- 経済刺激策への期待の後退:政府がさらなる大規模な経済刺激策を打ち出すことへの投資家の期待が薄れている。
- 企業業績の低迷:上場企業の業績不振が、経済成長の見通しに対する市場の懸念を強めている。
- AI関連株の調整:これまで好調だった人工知能関連株が大幅に下落し、市場の重しとなっている。
- 個人投資家の取引比率の高さ:個人投資家が市場取引量の約90%を占め、株価の変動と売り圧力を強めている。
不動産市場の低迷が続き、経済全体への圧力が高まるなか、政府系資金(State Funds)は市場に参入して下支えし、株価の安定を図ってきたが、売りはなお続いている。
中国株式市場の下落は波及効果ももたらし、他のアジア株式市場の重しとなっている。