なぜ50%の損失を取り戻すには100%の利益が必要なのか?複利に潜む非対称の法則を解説
暗号資産の取引では、一度の取引でどれだけ損をしたかだけに注目し、損失後に元の資金を取り戻すためにどれほどの利益が必要なのかを見落とす人が少なくありません。口座の損失と利益は単純な対称関係にはありません。これは、長期取引で理解しておくべき数学的な法則です。
第一に、損失率と元本回復に必要な利益率は同じではありません。
口座の初期資金が10,000 USDTだとします。20%の損失が出ると、残高は8,000 USDTになります。このとき、10,000 USDTに戻すには25%の利益が必要です。損失が50%に達すると、残高は5,000 USDTまで減り、元本を回復するには100%の利益が必要になります。
第二に、なぜ回復が次第に難しくなるのでしょうか?
利益率を計算する基準額が変わるためです。損失が出ると残りの資金が減るため、同じ金額を稼ぐにも、より高い利益率が必要になります。損失が大きくなるほど、元本回復に必要な利益率は急速に上がり、トレーダーは損失をすぐに取り戻そうと焦りやすくなります。
第三に、連続して損失が出ると、どのような影響があるのでしょうか?
口座で10%の損失が2回続くと、資金は10,000 USDTから8,100 USDTに減り、累計の下落率は20%ではなく19%になります。複利効果