大規模なサンプルサイズでシステムをバックテストする際によくある簡単なミスの一つは、戦略のタイプを考慮しないことだ。例えば、片方向に焦点を当てたセットアップ、たとえば過去2年間のロングセットアップをバックテストするとする。そのうち9か月が下降トレンド市場で、5か月がレンジ相場だった場合、データは偏った結果によって汚染されている可能性があるので、最初から検討に値しない。
あるいは、2年間ずっとトレンドが強気だった可能性もある。その場合、このシステムは素晴らしいと思い込んでしまう。適切な環境では実際にそうかもしれないが、トレンド全体の転換を認識できず、その後、弱気な環境で強気のセットアップを使って大きな損失を被り、混乱し、悪いシステムだと判断して完全に放棄してしまう。もし正しい条件を待ち、そのシステムを一旦保留していれば、適切な環境でプラスの結果を出せたかもしれない。しかし、すでにゴミ箱に捨ててしまっているため、それを知ることは永遠にない。
バックテスト中のストップや利確の配置自体が、単に間違っていた可能性もある。MAEとMFEを使って検証すれば、小さな調整を加えることができる。これもまた、そのシステムがプラスの期待値(EV)を生み出すかどうかを分ける要因になり得る。
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