国際金価格は昨日、予想どおり下落し、日足では実体の大きな陰線を形成して、直前の陽線を完全に包み込む形となった。これまで米国CPIや非農業部門雇用統計が相次いで買い材料となったものの、金価格の買い方の攻勢は力強さを欠き、4450水準を何度も試したが有効に突破できず、上値の圧力が顕著となった。同時に、日本銀行が利上げを実施したことで、市場資金が大規模に円資産へ流入し、コモディティ市場全体が売りに押される展開となった。材料面の悪材料とテクニカル面での下抜けが重なり、下落の勢いが強まっている。現在の下落トレンドはまだ終わっておらず、金価格は底値を十分に確認して固める必要があり、その後の上昇相場が始まるための基盤が整うことになる。
短期的な上値抵抗は4385-4397のレンジに集中しており、重要な強い抵抗水準は4430付近で維持されている。全体的に弱い相場では反発の上値が限られ、価格が4400の節目を安定して上回れない限り、二番底を試すリスクは依然として高い。取引の基本方針は、反発局面で分割してトレンドに沿った売りを仕掛けることとなる。下値では、まず4300の節目に注目し、次に4260-4270の底値支持エリアを重点的に見る。