以前、あなたはいつも私に、将来本当に人類が火星へ行くようになったら、火星へ行くのかと尋ねていた。私は行かないと答えた。行けないと分かっていたから。あなたは、それなら先にあなたが行って、最初の開拓者の一人となって、あそこを開発し、きちんと落ち着いたら戻ってきて私を迎えに来てと言った。私は、火星が地球にかなうはずがない、私は行かないと言った。あなたは、地球はもう壊れてしまった、火星こそ新しい炎の塊のようで、あなたはやはり最初の開拓者になりに行くのだと言った。当時の私は、あなたの想像力は本当に豊かだと笑うだけだった。なぜ火星へ行きたいと思うのか、今になってようやく分かる気がする。あの遠い場所こそ、もしかするとあなたが向かった方向なのかもしれない。今あなたは、あなたの好きな火星にもういるのだろうか。私たちは皆、宇宙の塵。何百年後、あるいは何万年後に、私たち二つの小さな塵が、またぶつかり合うことはあるのだろうか。