ここ数日、地政学的な緊張緩和がマーケット全体に波及している。イランとパキスタン間の停戦協議が進展したことで、ビットコインは75,000ドルを回復し、さらに現在は81,000ドル台まで上昇している。単なる価格反発ではなく、リスク・オン相場全体の一環として機能しているのが興味深い。
24時間で見ると、BTCは0.42%上昇、週間では2.81%のプラス。イーサリアムは2,330ドル台、XRPは1.46ドル、BNBは655ドル台と、主要アルトコインも同調上昇している。特にソラナは週間で13.58%の上昇と、ここ最近の強さが目立つ。
ただし、株式市場との比較を見ると、仮想通貨の上昇ペースは相対的に控えめだ。MSCIオールカントリーワールドインデックスが月曜の停滞から回復し、アジア株が主導する中、ビットコインはやや出遅れている。永久先物のファンディングレートが約46日連続でマイナスという状況も、市場心理の慎重さを物語っている。
興味深いのはマイニングセクターの動き。上場マイニング企業が第1四半期に過去最高の32,000 BTCを売却した一方で、マイニング難易度は2.43%低下している。つまり、価格が上昇しても、鉱業者の収益性は依然として圧迫されたままということ。この構造的な売り圧力が、20,000ドル以上の価格帯での持続的な上昇を制限する可能性がある。
スポットビットコインETFへの純流入は先